送信/受信ユニット、並びに送信/受信ユニット同士の間で信号を伝送する方法及び装置
专利摘要:
一実施形態において、データを送信及び受信する装置は、少なくとも3つの入力/出力端子を有する伝送路網と、それぞれが少なくとも3つの入力/出力端子に連結した少なくとも3つの送信/受信ユニットと、制御システムを含む。伝送路網上でのデータフローの所望の方向に依存して、i)送信/受信ユニットの各々を動的に送信モード又は受信モードに置き、ii)各送信/受信ユニットのアクティブな終端処理を動的に有効及び無効にするよう、制御システムを構成する。この装置及びその他関連する装置を使用して、伝送路網上でデータを送信及び受信する方法も開示する。 公开号:JP2011515041A 申请号:JP2010547841 申请日:2009-02-23 公开日:2011-05-12 发明作者:デイビッド;ディー エスケルドソン;ラ;プエンテ;エドモンド デ 申请人:ヴェリジー(シンガポール) プライベート リミテッドVerigy(Singapore)Pte.Ltd.; IPC主号:H04L25-02
专利说明:
[0001] 本発明は、送信/受信ユニット、並びに送信/受信ユニット同士の間で信号を伝送する方法及び装置に関する。 本出願は「Parallel TestCircuit with Active Devices(能動素子を有する並列試験回路)」という名称のDe La Puenteらによる米国特許出願第12/035,378号(2008年2月21日出願)の一部継続出願である。なお、この特許出願を参照して本文の記載の一部とする。本明細書中では、この第12/035,378号出願を‘378号出願と称する。] 背景技術 [0002] ‘378号出願は能動素子を有する並列試験回路を開示したものである。‘378号出願に開示の並列試験回路の例示的なものの高レベル表現を図7に示す。並列試験回路700はチャネル入力/出力(I/O又はIO)ブロック702と4つのDUTのI/Oブロック704、706、708、710を使用して、TESTER_IOノードと4つのDUT_IOノード(DUT_IO_0、DUT_IO_1、DUT_IO_2、及びDUT_IO_3)との間で信号を4つに(すなわち1:4又は4:1)ファンアウト/ファンインする。] 図7 [0003] チャネルI/Oブロック702とDUTのI/Oブロック704、706、708、710の各々は、アクティブドライバとアクティブレシーバを含む。どれがどれであるか(即ち、どれがドライバでどれがレシーバであるか)を表示することは、主として選択の問題である。図7では、信号をTESTER_IOノードからDUT_IOノードの1つ以上に移動させる要素を「ドライバ」とする。また、DUT_IOノードの1つ以上からTESTER_IOノードへと信号を移動させる要素を「レシーバ」とする。これを念頭に置くと、チャネルI/Oブロック702はアクティブドライバ712、アクティブレシーバ714、及び終端抵抗716を含む。アクティブドライバ712の入力はTESTER_IOノードに連結し、アクティブドライバ712の出力は、DUTのI/Oブロック704、706、708、710の各々におけるアクティブドライバ718、720、722、724の入力に連結する。アクティブレシーバ714の入力は、マルチプレクサ726を介して、DUTのI/Oブロック704、706、708、710の各々におけるアクティブレシーバ728、730、732、734の出力に連結する。アクティブレシーバ714の出力は終端抵抗716を介してTESTER_IOノードに連結する。] 図7 [0004] DUTのI/Oブロック704、706、708、710の各々はアクティブドライバ(例えばドライバ718)、アクティブレシーバ(例えばレシーバ728)、及び終端抵抗(例えば抵抗736)を含む。各DUTのI/Oブロックにおけるアクティブドライバの出力はそれぞれの終端抵抗を介して複数のDUT_IOノードのうちの1つに連結する。DUT_IOノードの各々にはアクティブレシーバのうちの1つの各入力が連結する。] [0005] 動作上、並列試験回路700のTESTER_IOノードにおいて受信した信号を、DUT_IOノードのいずれか若しくは全てにファンアウトし得る、又はDUT_IOノードのいずれかにおいて読み取った信号を、選択的にTESTER_IOノードに戻すよう伝送し得る。一部の場合には、また‘378号出願に記載されるように、DUT_IOノードからの読取りを並列して行うよう、並列試験回路700を拡張してもよい。] 発明が解決しようとする課題 [0006] 理論上は、単一チャネルのI/Oブロック702をより多くのDUTのI/Oブロック704、706、708、710に連結することで、信号のファンアウト/ファンインを任意の数の信号経路分(例えば4つ、若しくは8つ、若しくはその他任意の数の信号経路)のみ増加させ、‘378号出願に記載された並列試験回路を拡張することができる。しかし実際には、単一の並列試験回路700のファンアウト/ファンインを増加させると、信号精度とDUTの分離を維持することがより困難となる。例えば、より多くのDUTのI/Oブロック704、706、708、710を単一のチャネルI/Oブロック702に連結すると、類似した信号伝播特性同士を異なる信号ルート間で維持しながら、DUTのI/Oブロック704、706、708、710とチャネルI/Oブロック702との間の信号のルート設定を行うことがより困難となる。] [0007] 信号精度を維持しながら、単一の並列試験回路のファンアウト/ファンインを増加できても、これが望ましくない場合もある。例えば、ファンアウト/ファンインを増加させてもこれを常に必要としない(又は全く必要でない)場合には、ファンアウト/ファンインを増大させた並列試験回路は有用性が低い、又は費用が高くつく。よって、1)一部の用途のファンアウト/ファンインを増加させる必要性と、2)ファンアウト/ファンインがより少ない回路が提供するモジュール性とのバランスをとることが望ましい場合もある。] 図面の簡単な説明 [0008] 各々が伝送路網に連結した少なくとも3つの送信/受信ユニット同士の間で信号を伝送する例示的な装置を示す図である。 伝送路網に連結した少なくとも3つの送信/受信ユニット同士の間で信号を伝送する例示的な方法を示す図である。 図2に示す方法を実行する例示的な装置を示す図である。 図3で示す切替要素のうちの1つの例示的な実施形態と、図3で示す制御システムを切替要素と連結し得る例示的な方法を示す図である。 図1に示す並列試験回路のうちの1つの送信/受信ユニットを如何に構成できるかをより詳細に示す図である。 図1に示す各並列試験回路の送信/受信ユニットを、並列試験回路同士の間の信号遅延を調整し得るように構成する例示的な方法を示す図である。 例示的な並列試験回路の高レベル表現を示す図である。] 図1 図2 図3 実施例 [0009] 発明を例示する実施形態を図面に示す。] [0010] 本明細書では、各々が伝送路網に連結した少なくとも3つの送信/受信ユニット同士の間で信号を伝送する方法及び装置を開示する。一部の実施形態では、この方法及び装置を使用して、完全に双方向の信号経路を2つ(すなわち、1:2又は2:1)にファンアウト/ファンインすることができる。例えば、図1に示す例示的な装置100を参照されたい。装置100は2つの並列試験回路106、108のそれぞれに連結した試験システム102を含む。並列試験回路106、108の各々は、‘378号出願に示されるように又はその他の方法で構成することができる。試験システム102と並列試験回路106、108の各々は、送信/受信ユニット110、112、114を含み、これらは試験システム102と並列試験回路106、108の各1つを伝送路網104に連結する。並列試験回路106、108の各々が信号を4つ(すなわち1:4又は4:1)にファンイン/ファンアウトする場合には、試験システム100は、1つの試験信号を最大で8つの被試験デバイスの入力/出力(DUTのI/O)のアレイ116に提供し得る。各並列試験回路106、108の送信/受信ユニット112、114を「DUTのI/O毎の」1つのアクティブドライバに連結する場合(すなわち図7で示すものと同様)、さらにDUTのI/O毎のアクティブドライバを個々に制御できる(即ち各々をON又はOFF状態に置くことができる)場合、試験システム102はDUTのI/O116の任意の1つ又は組み合わせに単一の試験信号を提供し得る。同様に、装置100を介した逆の流れでは、試験システム102はDUTのI/O116のいずれからでも信号を受信し得る。] 図1 図7 [0011] 図1は伝送路網104に連結した送信/受信ユニット110、112、114を有する例示的な装置100を示す図であるが、本明細書で示す方法及び装置を使用して、より多くの又はより少ない(例えば2つの)送信/受信ユニットを伝送路網に連結することができる。開示するこの方法及び装置は、2つにファンアウト及びファンインすることを必要とするネットワークに特に適している。] 図1 [0012] 上記の状況において、図2は伝送路網に連結した少なくとも3つの送信/受信ユニット同士の間で信号を伝送する例示的な方法200を示す図である。この方法は、伝送路網上での各信号伝送に対して、送信/受信ユニットのうちの1つを送信ユニットと指定することと、その他の送信/受信ユニット全てを非送信ユニットと指定することを含む(ブロック202)。方法200は、伝送路網上での少なくとも2つの異なる信号伝送の各々に対して、1)送信/受信ユニットのうちの異なるユニットを送信ユニットと指定すること(ブロック204)と、2)非送信ユニットのうちの少なくとも1つを用いて伝送路網をアクティブに終端処理することと(ブロック206)、3)送信ユニットから、伝送路網上で信号を送信することと(ブロック208)、4)送信された信号を非送信ユニットのうちの1つ以上において受信することと(ブロック210)、をさらに含む。終端抵抗を介して伝送路網に連結した出力を有する非送信ユニットのアクティブドライバを通して、DC電圧を駆動することにより伝送路網をアクティブに終端処理する。必須ではないが、典型的には非送信ユニットは伝送路を終端処理するよう構成する。] 図2 [0013] 伝送路網に連結した非送信ユニットをアクティブに終端処理すると、信号精度が良好なまま、送信ユニットが信号を送信し、非送信ユニットのうちの1つ以上が信号を受信する。特定の信号伝送中に送信ユニット又は非送信ユニットとして構成されているか否かに依存して、送信/受信ユニットが提供するアクティブな終端処理を選択的に有効及び無効にすることによって、信号精度を良好に保ちながら伝送路網上で任意の方向に信号を伝送することができる。] [0014] 方法300を実行する例示的な装置を参照することにより、例示的な方法200についてより良く理解することができる。装置の例示的な集合体300を図3に示すが、ここでは3つの送信/受信ユニット302、304、306をそれぞれ、伝送路網314の3つの入力/出力(I/O)端子308、310、312に連結する。図3において、伝送路網の方へ信号を移動させる要素を「ドライバ」とし、伝送路網から離れる方向に信号を移動させる要素を「レシーバ」と称する。これを念頭に置くと、送信/受信ユニットの各々はアクティブレシーバ316、アクティブドライバ318、終端抵抗320、及び切替要素322を含む。アクティブレシーバ316の各々は、それぞれのI/O端子308に連結したレシーバ入力324を有する。アクティブドライバ318の各々は、ドライバ出力328に連結したドライバ入力326を有する。終端抵抗320はそれぞれのI/O端子308にドライバ出力328を連結する。切替要素322については、ドライバ入力326をDC電圧源330に選択的に連結するよう構成する。また切替要素322は、ドライバ入力326を信号源332に選択的に連結するようにも構成し得る。] 図3 [0015] 制御システム334は、装置300に連結しても装置300と一体化してもよい。制御システム334は少なくとも3つの送信/受信ユニット302、304、306うちの切替要素322に連結し、A)送信/受信ユニットうちの送信ユニット302のドライバ入力326と信号源332を連結するように、さらにB)送信/受信ユニットの少なくとも1つの非送信ユニット304、306のドライバ入力326とDC電圧源330を連結するように、切替要素332を構成する。] [0016] 図4は、切替要素322のうちの1つの例示的な実施形態を示すとともに、制御システム334を切替要素322と連結し得る例示的な方法を示す図である。例えば、切替要素322はマルチプレクサ400を含み、該マルチプレクサ400は第1及び第2のマルチプレクサ入力(1及び0と表示)と、ドライバ入力326に連結したマルチプレクサ出力と、選択入力(「SEL」と表示)とを有するよう示されている。DC電圧源330は第1のマルチプレクサ入力に連結し、信号源332は第2のマルチプレクサ入力に連結する。制御システム334はマルチプレクサ400の選択入力に連結する。送信/受信ユニット302の使用中、制御システム334はドライバ入力326と信号源332を連結するようマルチプレクサ400を構成する(即ち送信/受信ユニット302を送信ユニットとして構成する)と共に、B)ドライバ入力326とDC電圧源330を連結するようマルチプレクサ400を構成する(即ち送信/受信ユニット302を非送信ユニットとして構成する)。図3に示す送信/受信ユニット302、304、306の各々を、図4に示す送信/受信ユニット302に類似させて構成した場合には、A)送信ユニットと指定した任意の送信/受信ユニットのドライバ入力と信号源を連結し、B)非送信ユニットと指定した任意の送信/受信ユニットのドライバ入力とDC電圧源を連結するよう、制御システム334を構成し得る。] 図3 図4 [0017] 再度図1を参照すると、図1は図3に示す伝送路網を如何に使用して、試験システム102(例えば回路試験装置)の単一の試験チャネルを、‘378号出願で開示された並列試験回路106、108のうちの2つにファンアウトすることができるか(そして最終的に複数のDUTのI/O116にファンアウトできるか)を示している。伝送路網104上でのデータフローの所望の方向に依存して、1)送信/受信ユニット110、112、114の各々を送信モード又は受信モードに動的に置くように、さらに2)各送信/受信ユニット110、112、114のアクティブな終端処理を動的に有効及び無効にするように、図3及び図4で示すような制御システムを構成することができる。] 図1 図3 図4 [0018] 図5は、図1に示す並列試験回路106、108のうちの1つの送信/受信ユニット112、114を如何に構成できるかをより詳細に示す図である。なお送信/受信ユニット500(図5)は、図4で示す一般的な送信/受信ユニット302と同様に様々に構成される。しかし、‘378号出願で開示された追加の機能の一部を提供することに対して、図5に示す制御システム502、504はより堅固である。] 図1 図4 図5 [0019] なお、「送信バッファ」と表示した図5のドライバ506は、TESTER_IOノードから、TRN_INに連結した1つ以上のDUT_IOノードへと信号を移動させる。「受信バッファ」と表示したレシーバ508は、RCV_INに連結したDUT_IOノードのうちの1つからの信号をTESTER_IOノードへと移動させる。] 図5 [0020] 図5に示す制御システム502、504は複数の信号(CHIO_TXBUF_ENA、CHIO_LOW_LEAK、CHIO_VTERM_ENA、CHIO_CMP_MD、IO_MODE、CHIO_RCVMD、DRV/RCV)を受信する。これらの信号の一部又はすべては、例えば試験システム102(図1参照)のような試験システムによって並列試験回路に提供され得る。これらの種々の信号を制御することによって、送信/受信ユニット500をドライブモード、受信モード、及び低漏洩モード等の多くの異なるモードに置くことができる。なお記述の目的で、「ドライブ」モードは試験システムが並列試験回路500を通してDUTのI/Oへとデータを駆動するデータフローを示し、「受信」モードは試験システムが並列試験回路500を通してDUTのI/Oからのデータを受信するデータフローを示す。] 図1 図5 [0021] ドライブモードは(ドライブ専用モードに対して)IO_MODE=1を設定することによって、又は(双方向モードで駆動する場合)IO_MODE=0とDRV_RCV=1を設定することによって、選択することができる。ドライブモードでは、送信バッファ506はTESTER_IOを介して試験システム(試験装置)から信号を受信し、それをバッファリングし、(‘378号出願でDUT_IOドライバと称された)すべてのDUTのI/Oドライバに分配する。入力の終結はCHIO_VTERM_ENAによって制御することでオン又はオフすることができる。終端処理が有効である場合には、受信バッファ508がオンとなり、受信バッファの電源が終端電圧であるCHIO−VTとなる。終端処理が無効である場合には、受信バッファ508がオフとなる。] [0022] (双方向モードで受信する場合)IO_MODE=0及びDRV_RCV=0を設定することによって、又は(ECRD比較モードの際に)、IO_MODE=2を設定することによって、受信モードを選択することができる。ECRD比較モードについては本明細書中で後述する。CHIO_VTERM_ENAは、受信モードではいずれにおいても終端処理に影響しない。] [0023] 双方向受信モードは「バイパス」モードとも称することができる。バイパスモードはさらに、CHIO_RCVMD=0及びCHIO_VTERM_ENA=0と設定することによって有効となる。このモードが選択される/有効となると、RCV−OUT信号の1つが、マルチプレクサ510及び512を通して受信バッファ508の入力に連結し、RCV_OUTがTESTER_IOノードを駆動することができる。いかなる時点でも、RCV_BUF_SELによって決定されると、RCV_OUTがDUTのI/Oの1つから生じる。TESTER_IOノードを異なるRCV−OUT信号に連続的に連結することによって、TESTER_IOノードに連結した試験システムに種々のDUTのI/O信号を連続的に出力することができる。] [0024] さらに、CHIO_RCVMD=1及びCHIO_VTERM_ENA=0を設定することによって、ECRD比較モードが有効となる。このモードが選択される/有効となると、ECRD信号の1つが、マルチプレクサ510及び514を通して受信バッファ508の入力に連結し、ECRDがTESTER_IOノードを駆動することができる。いかなる時点でも、ECRDSによって決定されると、ECRDが複数のコンパレータの1つから生じる。コンパレータ(図示せず)の各々は、DUTのI/O信号の1つを予想されるDUTのI/O信号と比較して、ECRD信号の1つを生成する。] [0025] 送信バッファ506はCHIO_TXBUF_ENAによって別個に制御される。送信バッファ506をいつでもオンのままにして、CHIO_TXBUF_ENA信号の必要をなくすることもできるが、ECRD信号をTESTER_IOノードに駆動する際には送信バッファ506をオフにすることが望ましい。ECRDモードで送信バッファ506をオフにすることで、送信/受信ユニット500が行う信号のフィードバックが軽減される。ただし、RCV_OUT信号をTESTER_IOノードに駆動する際には、送信バッファ506をオンにすることが望ましい。こうすると、TESTER_IOノードに連結する伝送路網上で終端処理をしないスタブがなくなる。] [0026] 低漏洩モードは、CHIO_LOW_LEAK=1と設定することによって選択できる。低漏洩モードでは、TESTER_IOノードにおける全体の漏洩が5nA(ナノアンペア)未満となる。] [0027] これまでに述べた例示的な伝送路網(図1及び図3を参照)は、3つのみの送信/受信ユニットに連結され、図3に示すように各送信/受信ユニット302、304、306は、その伝送路セグメント336、338、340に連結し、これら伝送路セグメント336、338、340の全てが共通の分岐ノード342に連結する。他の実施形態では、伝送路網をさらに多くの送信/受信ユニットに連結することができる。伝送路網は、共通の分岐ノードからより多くの伝送路セグメントを分岐させることによって拡張することが好適である。なお、1つ以上の追加の分岐ノードを伝送路網に追加すること、又は2つ以上の送信/受信ユニットを単一の伝送路セグメントに連結することも可能である。しかし、そうするには送信/受信ユニットが信号遅延とその他の要因に対して様々な量の補償を提供する必要がある。また、複数の送信/受信ユニットを単一の伝送路セグメントに連結すること、又は1つの伝送路網に対して分岐ノードを追加することにより、伝送路網に連結した送信/受信ユニットの一部又は全てにおいて信号の劣化がより多く生じることになり得る(例えば、追加の伝送路分岐によって生じる抵抗分割の影響が増大するため)。] 図1 図3 [0028] 一部の実施形態では、(図1又は図3に示した伝送路網104、314の1つのような)伝送路網における伝送路セグメントの各々を、同じ特性インピーダンスを有するよう構成する。非送信ユニットのレシーバをアクティブに終端処理すれば、伝送路網上でのデータフローの予想される方向に基づいてセグメント毎に特性インピーダンスを段階的に変える必要はない。] 図1 図3 [0029] 例えば、伝送路網の伝送路セグメントの各々は、50オームの特性インピーダンスを有し得る。50オームの伝送路は今日の通信網では一般的であるため、50オームは有用な特性インピーダンスである。しかし、本明細書で示す方法及び装置は、50オームの伝送路セグメントと共に使用することに限定しない。特定の用途では、他の特性インピーダンスを有する伝送路セグメントを使用できる。] [0030] 図6は、図1で示す各並列試験回路106、108の送信/受信ユニット112、114を、並列試験回路106と108の間での信号の遅延を調整できるよう構成する例示的な方法を示す図である。図示したように、並列試験回路106、108の各々は、調整可能な遅延要素600、602を備え、各調整可能な遅延要素600、602の入力は、送信/受信ユニット106、108のうちの1つのそれぞれのレシーバ出力604、606に連結する。並列試験回路106と108の間の信号遅延を調整するために、一度にアクティブドライバ608、610のうちの1つを開放して、タイムドメインリフレクトメリ(TDR)を使用して、試験システム102から並列試験回路106、108のうちの1つへの往復信号遅延を算出することができる。一部の場合には、各調整可能な遅延要素600、602の出力を複数のドライバの入力に連結し、これらドライバによって、(‘378号出願で開示のように、さらに図7に示すように)並列試験回路106、108からの信号のファンアウトを増加させるようにすることもできる。このような場合には、TDRを使用してDUTのI/Oドライバへの往復信号遅延を算出することができる。代替的に、一度にドライバの1つを開放し、TDRを使用して複数のDUTのI/Oの各々への往復信号遅延を算出することができる。この後者の場合には、往復信号遅延の平均に基づいて、又は最長の若しくは最短の往復信号遅延に基づいて、又はその他のメトリクスに基づいて、調整可能な遅延要素600又は602を設定することができる。場合によっては制御システム334(図3)の一部であり得る遅延コントローラについて、第1及び第2の調節可能な遅延要素600、602の遅延を調整するよう構成してもよい。例として、遅延コントローラは試験システム102と一体化してもよい。] 図1 図3 図6 図7 [0031] 本明細書で示す方法及び装置は、多くの用途で有利に使用することができる。しかし、それらが特に有用である用途は、試験及び測定である。図1に示す装置を試験及び測定環境に導入した場合には、送信/受信ユニット110のアクティブドライバを、伝送路網104上でタイミング及び電圧情報を有する信号を伝送するように構成し得ると共に、伝送路網104は、1)信号を分割し、2)この信号を並列試験回路106、108の送信/受信ユニット112、114に提供することができる。逆に、並列試験回路106、108における送信/受信ユニット112、114のアクティブドライバについては、伝送路網104上でタイミング及び電圧の情報を有する信号を伝送するよう、それぞれ構成することができる。試験システム102は、並列試験回路106、108の送信する信号を受信できる。いずれの方向においても、伝送路網上で伝送される信号は、一つには送信を行っていない任意の送信/受信ユニットによってネットワークがアクティブな終端となるため、信号精度を良好に保ったまま送受信できる。] 図1 [0032] 302、304、306 送信/受信ユニット 308、310、312 入力/出力端子 314伝送路網 316アクティブレシーバ 318アクティブドライバ 320終端抵抗 322切替要素 324レシーバ入力 326ドライバ入力 328ドライバ出力 330DC電圧源 332信号源 334 制御システム]
权利要求:
請求項1 伝送路網に連結した少なくとも3つの送信/受信ユニット同士の間で信号を伝送する方法であって、前記伝送路網上での各信号伝送に対して、前記送信/受信ユニットのうちの1つを送信ユニットと指定し、その他全ての送信/受信ユニットを非送信ユニットと指定することと、前記伝送路網上での少なくとも2つの異なる信号伝送の各々に対して、前記送信/受信ユニットのうちの異なるユニットを送信ユニットと指定することと、非送信ユニットのうちの少なくとも1つを用いて、前記少なくとも1つの非送信ユニットの各々のアクティブドライバを通してDC電圧を駆動することにより、前記伝送路網をアクティブに終端処理することであって、前記アクティブドライバは終端抵抗を介して前記伝送路網に連結した出力を有する、前記終端処理することと、前記送信ユニットから、前記伝送路網上で信号を送信することと、前記非送信ユニットのうちの1つ以上において、送信された前記信号を受信することと、を含むこと、を特徴とする方法。 請求項2 前記伝送路網上での少なくとも2つの異なる信号伝送の各々に対して、前記伝送路網に連結した各非送信ユニットのアクティブドライバを通してDC電圧を駆動することにより、前記伝送路網をアクティブに終端処理することをさらに含むこと、を特徴とする請求項1に記載の方法。 請求項3 データを送信及び受信する装置であって、少なくとも3つの入力/出力端子を有する伝送路網と、それぞれが前記少なくとも3つの入力/出力端子に連結した少なくとも3つの送信/受信ユニットであって、前記送信/受信ユニットの各々が、i)前記入力/出力端子の各1つに連結したレシーバ入力を有するアクティブレシーバと、ii)ドライバ出力に連結したドライバ入力を有するアクティブドライバと、iii)前記入力/出力端子の各1つに前記ドライバ出力を連結する終端抵抗と、iv)前記ドライバ入力をDC電圧源に選択的に連結するよう構成した切替要素と、を有する、前記少なくとも3つの送信/受信ユニットと、を含むこと、を特徴とする装置。 請求項4 前記ドライバ入力を信号源に選択的に連結するよう、前記切替要素をさらに構成し、前記装置が、前記少なくとも3つの送信/受信ユニットの前記切替要素に連結した制御システムであって、A)前記送信/受信ユニットうちの送信ユニットの前記ドライバ入力と前記信号源を連結するように、さらにB)前記送信/受信ユニットの少なくとも1つの非送信ユニットの前記ドライバ入力と前記DC電圧源を連結するように切替要素を構成する、前記制御システムをさらに含むこと、を特徴とする請求項3に記載の装置。 請求項5 前記送信/受信ユニットの各々に対して、前記各送信/受信ユニットの前記切替要素が、第1及び第2のマルチプレクサ入力と、前記ドライブ入力に連結したマルチプレクサ出力と、選択入力とを有するマルチプレクサであって、前記DC電圧源が前記第1のマルチプレクサ入力に連結し、前記信号源が前記第2のマルチプレクサ入力に連結する、前記マルチプレクサを含むこと、を特徴とする請求項3に記載の装置。 請求項6 前記マルチプレクサの前記選択入力に連結した制御システムをさらに含み、前記制御システムが、A)前記送信/受信ユニットのうちの送信ユニットの前記ドライバ入力と前記信号源を連結するように、さらにB)その他の前記送信/受信ユニットの前記ドライバ入力と前記DC電圧源を連結するように、前記マルチプレクサを構成すること、を特徴とする請求項5に記載の装置。 請求項7 前記少なくとも3つの送信/受信ユニットが3つの送信/受信ユニットを含むこと、を特徴とする請求項3に記載の装置。 請求項8 前記伝送路網が3つの伝送路セグメントを含み、前記伝送路セグメントの各々が第1端及び第2端を有し、前記伝送路セグメントの前記第1端が前記送信/受信ユニットの各々に連結し、前記伝送路セグメントの前記第2端が、共通した分岐ノードにおいて互いに連結すること、を特徴とする請求項3に記載の装置。 請求項9 前記3つの伝送路の各々が、50オームの特性インピーダンスを有すること、を特徴とする請求項8に記載の装置。 請求項10 前記伝送路網が、前記送信/受信ユニットのうちの第1の送信/受信ユニットから前記送信/受信ユニットうちの第2の送信/受信ユニット及び第3の送信/受信ユニットへと1:2の信号ファンアウトを定義すること、を特徴とする請求項3に記載の装置。 請求項11 前記第2の送信/受信ユニットの前記アクティブレシーバのレシーバ出力に連結した第1の調整可能な遅延要素と、前記第3の送信/受信ユニットの前記アクティブレシーバのレシーバ出力に連結した第2の調整可能な遅延要素と、前記第1及び前記第2の調整可能な遅延要素の遅延を調整するよう構成した遅延コントローラと、をさらに含むこと、を特徴とする請求項10に記載の装置。 請求項12 前記伝送路網上でタイミング及び電圧情報を有する信号を伝送するよう、前記送信/受信ユニットのうちの前記第1の送信/受信ユニットの前記アクティブドライバを構成し、前記信号を分割して、前記信号を前記送信/受信ユニットのうちの前記第2及び前記第3の送信/受信ユニットに提供するよう、前記伝送路網を構成すること、を特徴とする請求項3に記載の装置。 請求項13 前記伝送路網上でタイミング及び電圧情報を有する信号を伝送するよう、前記送信/受信ユニットのうちの前記第1及び前記第2の送信/受信ユニットを構成し、前記送信/受信ユニットのうちの前記第1及び前記第2の送信/受信ユニットが駆動する前記信号を前記送信/受信ユニットのうちの第3の送信/受信ユニットに提供するよう、前記伝送路網を構成すること、を特徴とする請求項3に記載の装置。 請求項14 データを送信及び受信する装置であって、少なくとも3つの入力/出力端子を有する伝送路網と、それぞれが前記少なくとも3つの入力/出力端子に連結した、少なくとも3つの送信/受信ユニットと、前記伝送路網上でのデータフローの所望の方向に依存して、i)前記送信/受信ユニットの各々を動的に送信モード又は受信モードに置くように、さらにii)各送信/受信ユニットのアクティブな終端処理を動的に有効及び無効にするように構成した制御システムと、を含むこと、を特徴とする装置。 請求項15 前記少なくとも3つの送信/受信ユニットを含む試験チャネルを有する試験システムをさらに含み、前記少なくとも3つの送信/受信ユニットが前記試験チャネルの1:2のファンアウトを定義すること、を特徴とする請求項14に記載の装置。 請求項16 前記試験システムが前記試験チャネルを複数含むこと、を特徴とする請求項15に記載の装置。 請求項17 データを送信及び受信する装置であって、送信/受信ユニットが、i)入力/出力端子と、ii)前記入力/出力端子に連結したレシーバ入力を有するアクティブレシーバと、ii)ドライバ出力に連結したドライバ入力を有するアクティブドライバと、iii)前記入力/出力端子に前記ドライバ出力を連結する終端抵抗と、iv)前記ドライバ入力を、i)DC電圧源、また交互にii)信号源とに選択的に連結するよう構成した切替要素と、を含むこと、を特徴とする装置。 請求項18 前記切替要素がマルチプレクサを含み、前記マルチプレクサが第1及び第2のマルチプレクサ入力と、前記ドライバ入力に連結したマルチプレクサ出力と、選択入力とを有し、前記DC電圧源を前記第1のマルチプレクサ入力に連結し、前記信号源を前記第2のマルチプレクサ入力に連結すること、を特徴とする請求項17に記載の装置。 請求項19 前記アクティブレシーバのレシーバ出力に連結した調整可能な遅延要素をさらに含むこと、を特徴とする請求項17に記載の装置。
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同族专利:
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引用文献:
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